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自己流の危険性

ある患者さんの症状で、右肩の痛みが出てアチコチの病院や整骨院や鍼やら

 

今まで回っていたそうで、

 

私の所でも今週に3回目の施術予定があるんですが、

 

自宅に帰ってからも自己流で右肩をグリグリ動かしていたんだと。

 

むやみやたらに指導したやり方以外は危険でもあるのですが・・。

 

直ぐに中止する様に説明させて頂きました。

 

 

一般に右側の肋骨が拡張して左側が正常または胸郭にへこみが

 

見られるパターンが多いんですね。

 

この傾向については諸説あるんですが、また何時か。

 

 

で、拡張(膨張現象)を取っていっての関節の調整なので

 

肩に限らず強い圧迫なども危険です。

 

右の手を後ろに回した時に左の肩甲骨に右手があまり付かず、

 

左手を後ろに回し右の肩甲骨をしっかり触れる方は、

 

大体右の胸郭が拡張しています。

 

身体が固いので手が届かない・・とか言ってる方も多いのですが、

 

身体自体が拡張しているので、拡張した分だけ届かないだけなのです。

 

じん帯または肋軟骨の異常から来ると考えられていて、

 

いくらストレッチをしようが、中々戻りません。

 

腕神経叢への圧迫も出やすくなります。

  

なので、右と左の腕の可動域がハッキリ違う方、

 

特に右手を後ろへ回し難い方は肋骨が広がっている可能性があります。

 

 

 

お年寄りの方には肋骨が折れたりするので、

 

自己流で背中や胸を強い圧では危険ですので

 

やめましょう。マッサージの店に行って上からぐいっと抑える

 

様な圧も厳禁です。これでは筋膜も緩みません。

 

骨格、つまり中から変える必要がある方も多いので、

 

表面の筋肉だけやっても結果が出ない事も多いのです。

 

自己流だけはやめましょう。