湯布院の田植えの時期はそろそろ終わる頃で、
例年だと腰痛の方が増えたりしてましたが、
先日の患者さん、「肘を曲げて、更に手首を曲げると痛みが出る」って方でして
確か昨年も居たっけって事で、簡単な対処法を。
庭の手入れや農作業で、長時間カマや道具を使ってると、
出る様です。
画像の様に道具使ってて手首を内側に入れると肘が痛くなる。
スっと肘を曲げるだけだとそうでもない。
画像の赤で〇した上腕筋(ブルー)の部分に筋膜の滞りがあるので、そこを軽く
ゆさぶります。軽く圧を掛けても良いでしょう。
そこから後ろの上腕三頭筋の間に外側上腕筋間中隔と呼ばれる
筋肉のすき間があるので、その辺りまで軽くさすって行きます。
少しへこんでる部分ですね。
これで肘の痛みが取れる事があります。
橈骨の骨がズレていれば調整が必要ですが、そこまでの症状で無ければ
上手く行くかと。
筋膜リリースを自宅でやってる方は
外側上腕筋間中隔は必ず攻略せんとイカン場所ですね。
ネットで画像はいくらでも出て来るので、へこみを確認しながら
軽く指先でリリースしましょう。
まだ違和感が残れば、画像の赤で〇した上腕二頭筋(ブルー)の長頭起始部、
関節上突起ってトコですね。ここも軽く刺激してみましょう。
通常手首を内側に入れた時には、腕を回内させる回内筋を
疑わんとダメですが、肘を曲げた時だけに出る痛みなので
今回攻略は省いています。
なので、滅多に無いでしょうけど、
肘を曲げて手首が外側、つまり回外の場合で痛みがある時は、
回外筋や上腕三頭筋を緩めるのですが、これはちょっとコツがいるので
これも省きます。マタイツカ・・・・。
上腕筋に筋膜の異常が出るとかなり長引くので
違和感があれば早めのセルフケアをしてみては如何でしょう。