手首の痛みが治るのかと問い合わせがありましたので、
一応書いて置きます。
勿論、殆ど一回で症状が消えるケースが多いですね。
余程、じん帯に問題が考えられる場合は、病院での治療となりますが、
病院での治療で痛みが消えないって方には良いと思います。
で、当然ゴキッ!!みたいな矯正はありません。
機能解剖などの本には少し出て来るかと思いますが、
骨の運動機能上、関節面の凹面は運動方向に向かって動きますが、
関節面の凸面は運動方向の逆に動きます。
なので、この凹凸の構造を確認しながら僅かに力を加える訳です。
これによって、痛みを生じた関節面の動きが戻り、
痛みも無くなって来るといったものです。
これは滑りの動きであって、転がりの動きを付ける場合は
凹凸も同方向に転がりの動きを付けます。
殆どの関節は、実は滑りと転がりの2つの動きが有って、
これの方向を間違うなどの場合に治らない訳です。
口の開き方も、顎の動きって実は2つ、2段階で動きます。
御存じでしたか? 人間の身体って不思議ですね。
関節って、方向も大事なんです。
ではまた。