手のひらに痺れを感じてしまう場合、
「手根管症候群」と診断されてしまう場合があります。
ですが、検査の結果、脳に異常は無く、
手そのものに治療を行ったにもかかわらず、
痺れた感覚が消えない場合、
手の方に問題が無い事もあります。
この場合は頸椎の歪みが問題となり、
痺れが消えない状態が考えられます。
画像は首からの神経の支配領域です。
C6、C7、C8とありますが、Cとはサービカル(頸椎)、首の骨の事です。
ネット上でも支配領域を表すデルマトームと言う表が出て来ますが、
デルマトーム上で考えて見れば、手や腕などに問題が無ければ
首から伸びている神経支配領域と言う事で、
首を疑ってみる必要があります。
例えば、親指と人差し指が痺れる場合、
支配領域である頸椎6番の歪みか一つ上の頸椎5番の
傾きによるものかを疑う必要があって、
頸椎を修正すれば、痺れた感覚は消えて行きます。
痛みを感じる場合は手の骨の歪みか
筋肉の障害が考えられますので、
首の異常の可能性は低くなります。
また、手の平に何も感じず、指先の方だけに痺れる場合は
指先のじん帯や骨の変形による場合がありますので、
この場合は外科的な手術を必要とする場合があります。
単に手のひらの痺れが消えない方は
一度予約される事をお勧め致します。